風邪のような症状、ドキドキする、血圧の数値が高いなど、内科・循環器科でよくある症状の一般的な参考例や注意点、簡単な処置方法などをご紹介いたします。また皆様から医院に寄せられるよくあるご質問にお答えいたします。
ただし、こちらでご説明させていただいております症例に関しては、あくまで一般的に考えられる状態についてのご説明ですので、同じ症状が出ているからといって、全てその通りであるというわけではありません。
正確な原因の解明には、医師による診察が必要ですので、調子が悪い、少しでも気になる場合には早めにご来院下さい。
不整脈には上室性期外収縮、心室性期外収縮、心房細動、心房粗動、心室ブロックといった原因があり、中には急変する不整脈もあるので、早期受診をして下さい。
不整脈には脈が早くなる種類の不整脈があり、上室性頻拍や、心室性頻拍が引き起こす発作がそれにあたります。
他にも、心臓神経症、不安神経症、甲状腺機能亢進症、貧血といった症状がドキドキの原因と考えられます。
脈を触って脈拍が120/分 以上であれば、できるだけ早く受診をして下さい。
脈を触って脈拍が100~120/分 であれば、あわてなくても良いですが、受診をおすすめします。
脈を触って脈拍が100/分 以下であれば経過をみて、心配であれば受診をしてみるのも良いでしょう。
症候性高血圧が考えられます。
症候性高血圧の中には褐色細胞種、甲状腺機能亢進症、腎血管性高血圧、原発性アルトステロン症があります。
頭痛、嘔気、嘔吐を伴う場合は早期受診が必要です。高血圧で受診をご希望の場合には、毎日、血圧測定を行い、手帳に記載して受診されることをおすすめしています。
原因が特定されていない高血圧のことを本能性高血圧といいます。
血液検査、さまざまな画像検査などによって原因を特定できる二次性高血圧が否定されると、本態性高血圧という診断になります。
喫煙、塩分の過剰摂取、アルコールの飲みすぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣や、加齢や遺伝的な体質、肥満などが深く関与していると考えられていますが、原因を突き止めることができないので根本的な治療は困難ですが、降下剤(降圧剤)などで血圧をコントロールすることはできます。
胸やけは、逆流性食道炎の主症状の一つで、食後の胃もたれ感は胃炎でもあらわれます。
臨床症状でほぼ診断できることもありますが、胃カメラにて診断がつくことも多い病気です。
また、胃カメラで所見がないのに逆流性食道炎の症状が出てしまう病態もあることもわかっています。
さらに、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染自体が原因となっているケースもあります。
気になる症状がある場合は、ご相談いただければ専門家の立場からアドバイスさせていただきます。
咳は、いろんな病気であらわれます。多くは風邪に付随して起こるものと思われますが、長引くときは、肺や食道の病気、または心臓の病気が隠れていることもあります。
これらの病気の中には、お年寄りだけではなく、若い方にも見受けられる病気も含まれています。
原因と特定は専門医の診断が必要です。
急に起こってきたものではなく、以前から徐々に何回も起こっていることが特徴です。
過敏性腸症候群の症状の一つです。
お薬で軽減していくことはできると思いますが、初めから自分で過敏性腸症候群と決め付けることは避け、正確な診断を受けることが望ましいと言えます。
便や紙に血液が付着してきていないかどうかが気になるところです。大腸の精密検査が必要となることが多いと思いますが、検査で大腸に異常が認められないこともあります。過敏性腸症候群もそのうちの一つです。まずは医師に相談することが必要です。
風邪や咽頭炎でも頸部のリンパ節は腫れることがあります。様子を見ていて治ることもありますが、痛みが強ければ、あるいは痛みがなくても大きくなってきたときには医師に相談して下さい。